日本ハム・台湾の4割男ついに覚醒 心の友ドミニカ右腕との2人飯

2019年04月06日 13時00分

7回1失点で勝ち投手の上沢(右)とお立ち台で自撮りする王柏融

 ついに“眠れる大王”が目を覚ました。日本ハムの王柏融外野手(25)が5日の西武戦(東京ドーム)で来日初の3安打で2打点を挙げ、初盗塁も決めるなど5―2の勝利に貢献。「3連敗でストップできて本当に良かったです。しっかり(バットの)芯に当てるようにして自分のスイングができるようにしました」と笑顔で振り返った。

 試合前の時点で2割と苦しんでいた打率は2割8分6厘まで上がった。要因として考えられるのは、チーム内で心を許せる友ができたことだ。台湾プロ野球で2度の打率4割超をマークした“大王”も、不慣れな異国の地での生活に当初は戸惑いもあったのだろう。春季キャンプ中には、取材に訪れた台湾メディアの記者が「笑顔があまり見えない。チームになじめているのか心配」と気をもんでいたほどだった。

 悩める王柏融に“救いの手”を差し伸べてくれたのが、来日2年目右腕ロドリゲスだ。ポジションは違えど、練習中に率先して声を掛けるなど何かと気遣っていた。開幕時の札幌では王柏融から先輩右腕を誘い、通訳抜きでロドリゲスが行きつけの中華料理店へ2人で赴き、好物のチャーハンに舌鼓を打ったという。

 ロドリゲスは「ボーロンが少しだけ英語を話せるのでコミュニケーションは取れたよ。最近(動画配信サイトの)『Netflix』で王建民のドキュメンタリーをやっていたこともあって、彼のことを『チェンミン・ワン!』と呼んだりもするよ(笑い)」と仲良しぶりを明かす。出身も台湾とドミニカ共和国で違うが、助っ人外国人という立場は同じ。“大王”にとっても頼もしいことだろう。