オリックス今季初勝利もマイナス要素だらけ

2019年04月06日 13時00分

 開幕から1週間、ようやくオリックスが今季初勝利を挙げた。4敗2分けで迎えた5日の楽天戦(京セラドーム)は4回無死満塁から新人の頓宮が左前に29イニングぶりの得点となる適時打を放って先制。小田の犠飛で2点目を奪うと、投げては先発の山岡が8回を3安打無失点の快投を披露し、西村徳文監督(59)は「勝てなくてもみんな元気にやってくれていたので、そのうち勝てると選手たちを信じていた。山岡は最高の投球をしてくれた」と胸をなで下ろした。

 ただ、懸案の貧打が解消されたわけではなく、相手の3失策にも助けられた。7回まで相手先発・安楽の前にわずか3安打で、主砲・吉田正も初回一死一、三塁の好機で併殺に倒れるなど無安打に終わり、打率8分と沈黙が続く。チーム関係者は、こう懸念する。

「開幕ダッシュに失敗する展開はあり得たよ。吉田正がコケたらみなコケる…となる。ウチはソフトバンクみたいに柳田がコケても他がいる…という打線じゃない。勝つにしても機動力を使って主軸がかえすという西村野球ができないとダメ。長いシーズンを戦う上での意識づけができる内容をしないといけない」

 投手陣も不安がある。「どのチームも昨年より戦力を上積みするのが普通なのに、ウチはできてない。金子(日本ハム)と西(阪神)が抜けたのに(昨季は救援だった)山本が先発に回っただけでは、プラマイでマイナス。中継ぎだってマイナスになっている」(同)

 西村監督は「今日勝って明日も絶対勝たないといけない」とかぶとの緒を締めていたが、苦しい戦いはしばらく続きそうだ。