ソフトバンクの武田が好発進 完全復活を支える左の“武田”

2019年04月05日 16時30分

好投を見せた武田

 今度こそ完全復活か。ソフトバンクの武田翔太投手(26)が今季初登板となった4日のオリックス戦(京セラドーム)で8回途中まで5安打無失点と好投。堂々の白星発進でチームの開幕5連勝に貢献し「(打者に)自分のスイングをさせないようにタイミングを外すことを考えた。チームとしても僕個人としても、いいスタートが切れた」と満足げに話した。

 高卒1年目の2012年に8勝をマーク。その後も15年13勝、16年には14勝と順風満帆なプロ生活を送っていたが、ここ2年は右肩の故障などから苦しんだ。17年は6勝止まりで、昨季は4勝9敗と大きく負け越した。

 逆襲への好材料となりそうなのが、切磋琢磨している2年目・大竹の存在だ。どちらかといえば一匹狼タイプだったが、昨季終盤から後輩左腕と“ニコイチ”で行動している。右投げと左投げの違いはあるが投球理論は共通していて目指す形、投球時の体の使い方も同じ。ともに九州出身で身長も2センチしか違わない。オフの自主トレも一緒に行い、久保二軍投手コーチが考案したアイテムなどを使って技術面を鍛え上げた。「考え方が同じだから、お互いに今どうなってるかアドバイスできる」(武田)。キャンプ中には互いの投球フォームを動画撮影して意見交換した。武田が練習試合で打ち込まれた際には、ブルペンで何が原因だったのか“緊急会議”を開いたこともあった。

 大竹は前日3日に白星こそならなかったが、クイック投法を効果的に使って8回途中まで6安打無失点と好投した。武田が同様の方法で打者のタイミングをずらしていたのは偶然ではない。“映し鏡”の存在が、鷹の背番号18を支えている。