日本ハム・斎藤の次なる起用法 オープナー失敗も期待度十分

2019年04月05日 16時30分

 佑の生きる道はどこに――。日本ハムの斎藤佑樹投手(30)が4日の楽天戦(楽天生命パーク)で今季初先発し、2回途中3失点で黒星を喫した。際どいコースを見極められ、得意のフォークで空振りが奪えない。終始苦しい投球に「結果もそうだが、内容的にも納得のいく形ではなかった」と悔しがった。

 開幕前の実戦は4試合で計11回を3安打1失点だったが、最長は3イニング。約1年ぶりとなった今回の先発は米大リーグでトレンドとなりつつあるオープナー(救援投手を短いイニングの先発に起用)的なものと見られていたが、栗山監督の“本音”は「いけるんだったら完投してくれと思っていた」。2番手以降も打ち込まれて3連敗を喫した指揮官は、斎藤の起用法について「状況を踏まえて考え直す。もう一度頭の中を整理して」と再考を示唆した。

 ただ、首脳陣の斎藤評は悪くない。コーチの一人は「斎藤には球場の雰囲気を何か変えてくれるんじゃないかと思わせるものがある」と話す。象徴的だったのが3月29日のオリックスとの開幕戦だ。2点ビハインドの8回に登板すると、札幌ドームは地鳴りのような歓声に包まれ、1回を無失点に抑えると試合の流れも一変。その裏の攻撃で追いつき、延長10回には中田の劇的なサヨナラ満塁弾が飛び出した。日本ハムは6試合を消化して

 2勝3敗1分けで借金1。そのうち5試合で先制を許している。斎藤には苦境を脱する“起爆剤”的な役割が期待されており、当面は追う展開でのリリーフとして活路を見いだすことになりそうだ。