西武・栗山が独自の視点で“恐怖の8番”中村の打撃技術を分析

2019年04月04日 12時21分

 西武“恐怖の8番”中村剛也内野手(35)が3日のロッテ戦(メットライフ)で4打数2安打4打点。9―3とチームの連勝に貢献し、今年も健在ぶりをアピールしている。

 辻監督が「中村の3点タイムリー、あれが大きかった」と振り返った5―3の5回二死満塁で放った走者一掃の右中間適時二塁打。カウント2―2からロッテ・酒居の内角ストレートを引き付けて右中間を切り裂いた技ありの3点打に中村は「追い込まれてましたし、そんな強引にいこうとは思っていなかったのでいいバッティングでした。(体調は)去年(の開幕)に比べたら断然いいし、バッティングで去年になかった反応もできている」と18年目のシーズンを順調に滑り出した手応えを語った。

 この打席でも見られた追い込まれてからの逆方向への意識。典型的なプルヒッターとして歴代3位となる過去6度の本塁打王に輝いた中村がこの2、3年で状況を見ながらチャンスでは時に一発を捨て軽打も狙う広角打法へと方向転換。右方向への本塁打、安打の割合が急増している。その変化を同期入団の盟友・栗山はこう分析する。

「僕が思うのは、もともとの持ち技として(右打ちが)できるんですよ。たぶん、それを意識するとあいつの持っているホームランの感覚のポイントが若干ズレるんでしょうね。だからやらなかった。だけど最近、自分が思ったよりライト方向に本塁打が入るから、だったらそれをやったらええんちゃうかなと思ってやってると僕は見ている」

 さらに栗山は「(技術的には)手首を返す返さないじゃないと思う。ポイントの問題だけだと思う。まあ、レベルが高過ぎて僕らには分かりづらい。だってあのぐらいの当たりで簡単に外野の頭を越えるんですから」と打撃職人・おかわりの技術を独自の視点から分析していた。