伊勢氏が断言 4試合無安打の阪神・木浪「1か月スタメンを外さずに使い続けるべき」

2019年04月03日 16時30分

4試合無安打の木浪

 新4番の大山が好機でことごとく凡退するなど、この日も打線が湿りっぱなし。なかでも心配なのがドラフト3位・木浪聖也内野手(24)だ。オープン戦で12球団最多の22安打を放ち遊撃の開幕スタメンを勝ち取ったが、開幕後は一転して4試合無安打。この日も途中交代となった木浪は「実力不足です。開き直っていこうかなと思います」と猛省しきりだ。

 そんなルーキーを矢野監督も「焦るなと言っても焦る。乗り越えていくべき壁だと思うし乗り越えてくれるはず」と必死に励ますが、本紙評論家の伊勢孝夫氏は苦しむ木浪の状態について「ヒットを欲しがって打撃がややこぢんまりしてきている。しかし、それは逆効果。オープン戦のときのようにゆったり構えて打つことが必要」と分析する。

 そして、木浪復調の鍵を握るのがコーチ陣の“余裕”だと声を大にする。「経験が少ない若い選手が多い上に、阪神の場合は外野からのプレッシャーがすごいので大変だろう」と浜中、平野両打撃コーチの苦労を推し量りつつ「決してコーチがハッパを掛けるようなことをしてはいけない。どれだけ打てなくても『責任は俺が取る。お前はうまい飯を食べて酒でも飲んで、ゆっくり寝てまた明日に臨めばいいんだ!』と言って選手の気持ちを楽にしてあげることも仕事の一つ」。不振だからこそお気楽にムードをつくり上げることを勧めた。

 ドラフト1位・近本光司外野手(24)との1、2番コンビは矢野阪神の“看板”とあって木浪のブレークは必須。伊勢氏も「左投手を苦にせず打撃の穴は少ない。内野ならどこでも守れることも強みで将来的に阪神を引っ張る逸材。最低でもひと回り、できれば1か月はスタメンを外さずに使い続けるべき」と評価するだけに首脳陣の手腕が試されそうだ。

関連タグ: