西武開幕3連敗 辻監督は若いバッテリーの成長促す

2019年04月01日 16時30分

森のリードが西武連覇へのカギだ

 西武が31日のソフトバンク戦(ヤフオク)に1―3の逆転負け。2014年以来、5年ぶりの開幕3連敗スタートとなり辻政権になってから“鬼門”ヤフオクドームでの戦績はこれで4勝22敗(勝率1割5分4厘)となった。

 カギとなった場面は1点リードの6回一死一塁、前日に決勝の1号逆転満塁弾を許している柳田の第3打席だった。その直前、今宮に死球を当てていた先発・高橋光が続く柳田への初球ストレートを失投。内角に構えた森のミットからボールはシュート回転しながら真ん中に吸い込まれ、2戦連発の2号逆転2ラン。前日、今井が今宮への押し出し四球直後の初球スライダーが浮き、逆転満塁弾を浴びたパターンと同じような展開で主導権をみすみす手放した。

 辻監督は「光成はよく粘っていたが、また柳田に入り球を打たれたね。打った方がすごい。ただバッテリーは(7回の)上林の本塁打だけは反省しなきゃいけない。1点差ならまだチャンスはあった。(後ろが甲斐なので)もう少し状況を判断してほしかった」とコメント。若いバッテリーを責めはしなかったが、原因の大半は3連戦全てでマスクをかぶり同様のミスを繰り返した森友哉捕手(23)のリードにあった。

 秋元バッテリーコーチは試合後、3人の捕手とミーティングをした上で「柳田、上林には本塁打はいけないと分かっている。分かっている中で打たれている。そこは意識を変えていかないと。どうしていくか、考えようかということ」と開幕3連戦を糧に森の今後の成長を促した。1球のミスが命取りとなる場面で自軍投手と相手打者の力量を見極め一発のリスクを負いながら高橋光が柳田への初球、内角の厳しいコースに投げ切れる公算がどれほどあったのか…。

 昨季、74試合でスタメンマスクを被り防御率4・54(巨人に移籍した炭谷は41試合で3・53)だった森が本業で成長するためには、常に最悪の事態を想定した上でチームにとって最善とはなにかを問い続ける慎重さと責任感がこれまで以上に求められてくる。