ソフトバンク・千賀は165キロ出る

2019年03月30日 13時00分

自己最速の161キロをマークした千賀

 ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が29日、西武との開幕戦(ヤフオクドーム)で進化した投球を見せた。初回、先頭の金子侑への初球で日本人2位タイとなる161キロを計測。2球目も161キロと自己最速を連発した。

 今季は直球のスピードが飛躍的にアップ。オープン戦でも2日の阪神戦で158キロ、22日の広島戦で159キロと自己新を更新していた。その裏で「160キロは開幕で出ますよ。初回に注目してみてください」。こう予見していたのが、千賀が1年目のオフから師事する個人トレーナーの鴻江寿治(こうのえ・ひさお)氏だ。同氏は鴻江スポーツアカデミーを主宰。体のタイプに応じた技術指導や、動作解析を行って多くの一流投手のフォームづくりに携わってきた。

 もともと千賀には体のしなりを生む柔軟性があるという。「筋肉が強いけど柔らかい。餠のような筋肉を持っている。足上げでも足だけが頭の上に付くくらい上がる。誰よりも柔らかさを持っているんです」(鴻江氏)。その上で球速アップについてはこう見解を示した。「彼は質のいい球を投げるフォームを追求していて、今年は理想のフォームに近づいているんです。下半身が強くなったのも大きいでしょう」

 では、どこまで伸びる可能性があるのか。千賀は開幕前、165キロについて聞いたところ「ふふっ、それは無理だ」と含み笑いしていたが、鴻江氏は「165キロも出せると思いますよ。ただ、出そうと思って投げるのは良くない。質のいい球を求める延長線で出すのが理想ですね」。2016年に日本ハム・大谷(現エンゼルス)が記録したNPB最速も夢ではないと明言した。

 この日は6回3安打無失点で降板。リリーフ陣が同点に追いつかれて育成出身初の開幕勝利こそ逃したが、チームは延長11回、デスパイネのサヨナラ打で劇的な開幕白星を飾った。今季の千賀はは絶対エースとしてさらなる高みを目指すシーズンとなりそうだ。

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