オープン戦11位からの逆襲 阪神・矢野流エンジョイ訓示

2019年03月29日 14時00分

矢野監督は初陣を飾れるか

 阪神・矢野燿大監督(50)がナインに“エンジョイ指令”だ。開幕前日の28日、京セラドームでの全体練習に臨んだ指揮官は「ここまできたから高まっている」と興奮気味に話し、選手への訓示の中身を明かした。

「どうせなら楽しんでやろう。コップに半分の水があって、この水は半分しかないと思う人もいれば、まだ半分もあると思う人もいる。大変やなと捉えるのも、楽しみやなと捉えるのも、苦しいなと思うのも、全部自分自身が決められること」

 どんな苦境でもプラス思考を貫こうと訴えたわけだが、実際に矢野監督はそれを実践して数多くの栄光を手にしてきた。中日での現役時代からの付き合いで、指揮官の希望で招聘された清水ヘッドコーチは「(矢野監督は)阪神の歴代捕手最多出場だろ? 田淵(幸一=72)さんよりも上。しかも今や阪神の監督だ。出会ったころには想像もできなかった。野球に対して真摯で努力している。イチローと同じ。努力し続けた人間にこそツキってやつは回ってくる。“持ってる”ってのはそういうことなんだろう」と力説する。

 オープン戦で12球団中11位だったため、メディア各社の順位予想などでは低評価されているが、近年はブービー賞だったチームが本番で健闘しているケースが多い。2017年、18年の広島はリーグ優勝し、14年の阪神はシーズン2位からクライマックスシリーズを勝ち抜き日本シリーズへ駒を進めた。

 大事なのは常に前を向くこと。矢野流で年間を通して腐らずにいられたら、おのずと順位も上がってくるはずだ。