西武・武隈祥太投手(29)が24日、DeNAとのオープン戦最終戦(メットライフ)に先発し、5回4安打3失点(自責2)の“セミ・クオリティースタート(SQS)”で、暫定的に開幕ローテーションに滑り込んだ。

 本来は中継ぎが主戦場の武隈は、前回16日の阪神戦(甲子園=5回1失点)に続き中7日で先発登板。初回に筒香の適時打などで2点を失い、5回に1点を追加されたが、80球で試合をつくり、2試合続けて先発の仕事は果たした。

 左腕は「初回に2点を取られてしまい野手のリズムを乱してしまった。監督から『連打はやめてくれ』と言われていたけど、できなかった。(中7日登板は)疲れが取れなかった。試合の入りが課題かなと思うが、慣れてきてはいると思う。しっかり先発でアピールして、あの2人(内海、榎田)が帰ってきても必要とされるように頑張りたい」とアピール。

 開幕ローテーション落ちが確定している内海、榎田の両左腕に加え、当初はこの日先発予定だったドラフト1位・松本航(22=日体大)が「軽い肺炎」と診断され、開幕一軍離脱が発表された。そんな中、武隈が“第6の男”に名乗りを上げた格好だ。