ソフトバンクの守護神デニス・サファテ投手(37)が23日、開幕二軍スタートとなることが決定した。

 今季は右股関節の手術からの復活を目指しているが、自慢の直球の威力が戻っていなかった。「一軍のマウンドで7回に140キロそこそこの直球で戻りたいとは思っていない。戻るべき場所に値する球を投げられるようにしたい」

 当初は24日の広島戦(マツダスタジアム)に登板する予定で、首脳陣は最後まで結論を持ち越す方針だった。しかし、この日までに本人が首脳陣に対して開幕一軍断念を伝えた。

 責任感が強い投手だけに、結論が出ていない状態であれば、開幕に合わせて調整するしかない。ただ、現状では厳しいのは明白だった。まずは万全の状態に戻すことにシフトチェンジした。

「一生懸命、調整してきたが、11か月は思った以上に長かった。思った通りの球が投げられていない。体のコンディションを上げていかないといけない。ここまで開幕に合わせないといけないと逆算でやってきたが、納得する状態で進めていきたい」

 今後は筑後のファーム施設で調整する。