阪神・福留孝介外野手(41)が22日のオリックス戦(京セラ)の試合前に報道陣の取材に応対し、引退したイチロー外野手(45)への思いを語った。

「現役でプレーをされているのが当たり前というような存在だったので、(引退の報には)驚くしかなかった」と振り返る福留はイチローを「雲の上の存在」と表現。「そこに向かって一生懸命追いつこうと思ってやってきたが、やっぱり今の年齢になっても追いつけることはない。最後まで変わらなかった」と大レジェンドへ最大限の敬意を示した。

 2006年の第1回WBCではチームメートとしてともに戦い優勝をもぎ取った。「(侍の練習で)一番最初のキャッチボール相手が僕だった。一つの練習であろうと、そこに入ってくるまでの準備、意識の違いを勉強させてもらった。そのときの思い出が強く印象に残っている」と希代のバットマンとの思い出を懐かしそうに語った。