ソフトB・内川復権の誓い 常に“ヒリヒリ”していたい

2019年03月20日 16時30分

復権への思いの丈を語った内川

【核心直撃】ソフトバンク・内川聖一内野手(36)にとって、今年は捲土重来のシーズンだ。故障にも泣かされ、ここ2年は規定打席未到達。高齢化を危惧する「ポスト内川」論争も高まる中、2015年から務めた主将の廃止、4番降格を味わった男は何を思うのか。希代のバットマンが復権への思いの丈を語った。

 ――14日に左手首の骨挫傷と診断された患部の状態は

 内川 打つこと以外はまったく問題ない。打つほうも大丈夫ですよ。開幕に間に合わないことがないようにしたいし、間に合わせたい。

 ――キャンプから精力的で、オープン戦も19日現在打率3割7分5厘と結果も出ている

 内川 やっぱり数字が残っているというのはうれしい。ある程度、手応えみたいなものはあります。今オフはハワイで始動を早くしたりもした。シーズンで結果が出るまではなんとも言えないけど、楽しみですね。

 ――表情からも余裕が感じられる

 内川 なんて言ったらいいんだろうな…(笑い)。今はドッシリした気持ちでいますね。こんな気持ちは初めて。成績が出ていたころの落ち着きとは、また違うんですよね。

 ――この2年はケガもあって苦しんだ

 内川 ケガが相次いだりして思うようなプレーができなかった。そういう中でキャプテンじゃなくなったり、4番じゃなくなったりもした。でも、それは自分でコントロールできないもの。自分で決めらんないもんを悩んだってしょうがない。自分でコントロールできないものに左右されなくなったというのはあります。

 ――今季から「主将制度」が廃止された

 内川 結果的に周りに気を使わせてしまったなと思っています。自分に足りない部分や、全うできないと思わせてしまう何かがあったから、そうなったと思う。(2015年に)工藤監督が就任した時に「俺の監督の間はずっとやってくれ」と言われてキャプテンを任されただけに、こういう形になって申し訳ない気持ちです。

 ――4番という絶対的なポジションを解かれた悔しさもあったのか

 内川 今はないですよ(笑い)。でも、僕にとって4番というのは特別な打順であることは変わらない。ただ、いまは打順が落ちた悔しさは何も関係なくなってきている。それが、周りが決めることに対して自分がコントロールできないことに左右されないようにしたいと思っていること。

 ――新たな境地となった今シーズン、自分に求めたいことは

 内川 もちろん全部のレベルを上げたいと思ってますよ。長所を伸ばして、短所を減らす。あとは、やっぱり守りたい。野球選手ですから、常に“ヒリヒリ”していたいんですよ。今年はたくさんグラウンドに立ちたいですね。

 ――チームのインボディー測定や視力測定でも好成績を残している。タイトル獲得争いにも絡んでいきたい

 内川 そうですね。もう一度「内川聖一といえば」というタイトルが欲しいですね。そうなると「首位打者」になるのかな(笑い)。もう一花咲かせたい思いはありますよ。