中日・大野雄 脱ネガティブ思考させた与田監督“魔法の言葉”

2019年03月20日 16時30分

 中日・大野雄大投手(30)が完全復活への手応えを感じている。19日、オリックスとのオープン戦(ナゴヤドーム)に先発し、7回を3安打1失点(自責0)の好投を披露した。

 序盤は女房役の加藤との息が合わず、3回二死三塁では捕逸で先制点を献上。しかし、4回以降はパーフェクト投球で走者を1人も許さず「心と体の調整ががっちりハマった試合。こういう投球を開幕した後も続けていきたい」と充実感たっぷりに話した。

 2013年から3年連続2桁勝利を挙げるなどして開幕投手を2年連続で務めながら、近年は低迷し、昨季は7年ぶりに屈辱の未勝利。そのため「次のゲームでしっかり投げられるのかとか、また打たれるんちゃうかとか、ここ数年、ネガティブになりがちだった」。

 そんな悩める左腕を変えたのは与田監督の励ましだ。キャンプやオープン戦中に投手コーチも交えて何度も話し合いを持ち、指揮官から「信頼しているから。自分のやってきたことを信じて投げればいい。結果なんか気にすることない。何回か打たれたからといってファームなんてことはないから」と鼓舞された。

 大野雄は「これまで結果にこだわりすぎて縮こまっちゃうところがあった。これだけ信用して使ってもらっているのに、自分が一番自信を持ってマウンドに上がらないと失礼だと思う。それに応えたい気持ちが強い」と感謝する。与田監督も「いろいろ本人の感覚を聞いて、そんなことないよ、と。我々が見ている目はそんなものじゃない。まだ起きてもないことに対するマイナス思考を少しずつ取り払って(いった)」と振り返る。

 4月2日の広島との本拠地開幕戦を任されることが濃厚な竜の元エース左腕が、指揮官の“魔法の言葉”で今季は失地回復を目指す。