ソフトバンク 股関節手術からの再起目指すサファテにゆとり復帰プラン浮上

2019年03月18日 16時30分

状態が上がってこないサファテ(手前)

 ソフトバンクのデニス・サファテ投手(37)の様子がおかしい。17日、ヤクルト戦(神宮)の8回にオープン戦2度目のマウンドに上がったが、自慢の直球が最速143キロと走らず、控えクラス相手に失点を喫した。

 サファテは昨年の4月に右股関節を手術。昨季のほとんどを棒に振り、今季の開幕からの復活を目指して調整を続けてきた。首脳陣も通算234セーブの実績を誇る最強守護神に敬意を払い、全幅の信頼を置いてきた。倉野投手コーチは「必ずしも100%ではなくてもいい」と、連投できない状態でも開幕メンバーに入れる方針だった。

 しかし、想定外に状態が上がってこない。当のサファテ本人も歯がゆさを感じている。これまでは力強い言葉を口にしていたが、この日は「自分のボールが投げられていない。まだまだとしか言いようがない」とトーンダウン。

 首脳陣からは「4月には寒い仙台での試合もある。本人と話し合った上でになるが、5月や6月だったり、みんなが疲れてくるころに万全で戻ってきてもらうという方法もありだと思う」と“ゆとり復帰プラン”への方針転換を推す声も上がるなど、開幕一軍は内定から一転して白紙となっている。

 工藤監督は「上がってくる余地はある。今日は肌寒かったし、参考にはしていない。本人は開幕に合わせてやっている。そのスケジュールで(残りのオープン戦を)投げてもらうことに変わりはない」とこの日の結果については問わなかった。ただその一方で「彼の一番いいボールはストレート。それで空振りやファウルを取れることですからね」と課題を挙げている。

 今季は7人で争う外国人枠がチームの懸案事項。ブルペンの精神的支柱でもあるサファテだが、今の状態が続けば一軍枠に入ることは厳しい。名球会まで残り16セーブとしている最強守護神の完全復活が待たれる。