「巨人の丸」が胸中告白 「もうなじんだ気持ちがある」

2019年03月16日 14時00分

すっかりなじんでいる丸

 心はオレンジ一色だ。巨人・丸佳浩外野手(29)が新天地でも存在感を発揮している。オープン戦は打率3割8厘(15日現在)と好調をキープ。G党の期待を一身に背負う2年連続のリーグMVP男が「V奪回」と「日本一達成」について本紙に熱く語った。

 どこまでもひたむきな“Gの丸”は今、強い覚悟と責任感を持ってオープン戦で調整を続けている。3年連続リーグVを成し遂げた広島からFAで巨人入り。常勝軍団となったカープの強さを体感している2年連続のリーグMVP男は、新天地でチームに求められている役割も重々承知している。

「やっぱり今(巨人は)4年、優勝から遠ざかっていますしね。しっかりとチームが一つの方向に向いてやらなければいけないと思っています。カープ時代はチームで高まっていけた結果が、ああいうふう(3連覇)になったのかなと思うんですよね。僕は新しいチームに来たわけですが、今は(移籍当初のような)混乱もないです。特にこう何て言うんですかね…。自分の中では、もうなじんだ気持ちがあるという気がしています。だからこそ、あとは同じチームで一つの目標に向かっていきたいと思いますね」

 確かに丸の順応力は目を見張るものがある。キャンプ中も率先してチームメートたちと会話を交わし、坂本勇や岡本、亀井ら生え抜き組と談笑する姿は違和感なく日常的な光景になった。まさに「なじんだ」という言葉は本音だろう。早々と巨人の一員になれた自覚があるからこそ、同じ気持ちでリーグ優勝を目指すことも可能なのだ。

 カープ時代にも日本一には届かなかった。丸は「当然(狙う)」としながらも、個人的な目標については独特な考え方で臨んでいる。

「上限を決めるつもりもないです。どんな項目でも、一つでも成績良くやらなきゃいけないですしね。自分の中では打席だったら状況に応じて一番確率の高い方をチョイスしてやっていかなきゃいけない。そういう意味でも目の前の結果に一喜一憂してはいけないと思う。常にある程度、一定のテンションというか、メンタルの面でも長いスパンでやっていかないといけないと思っています」

 ストイックで常に妥協することのない性格を持つ丸は春季キャンプ、そしてオープン戦でチームに新風を吹き込んだ。そのスタンスは開幕後も変わることはない。