好調・西武打線45泊キャンプ効果 長期ロードで野球漬け生活

2019年03月16日 14時00分

辻監督

 西武の12球団最長「45泊46日」のなが~い“野手キャンプ”が17日の阪神とのオープン戦(甲子園)で終わろうとしている。

 西武は14日の中日戦(ナゴヤドーム)までにオープン戦8試合(雨天中止1試合)を消化。チームは3勝4敗1分けながら、浅村(楽天)が抜けた新打線は金子侑、源田、秋山、森の上位4人が打率3割以上をキープ。ソフトバンク戦で死球を受けた山川や外崎にも不安はなく、29日の開幕ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に向けて順調な仕上がりを見せている。

 好調の一因と言えそうなのが、野手限定の「キャンプ・ハイ」だ。というのも、西武のA班(一軍)本隊は1月31日の宮崎・南郷1次キャンプ出発からいまだ一度も帰宅することなく西日本各地を遠征中。栗山、中村のベテラン2人と右ヒジ手術の影響でキャンプをB班(二軍)で過ごした岡田以外の野手陣と首脳陣は2月24日に2次キャンプ地、高知・春野を打ち上げて以降も宮崎→佐賀→長崎→福岡→倉敷→姫路→大阪→名古屋→大阪と転戦を続け、ようやく最終遠征地・甲子園球場(16、17日)入りしたという他球団にはない特殊事情がある。

 チーム関係者が「やっぱりキャンプが終わった後、一度自宅に戻らないと精神的にもリセットできない」と言うように、3月のオープン戦遠征中は選手も宿舎に引きこもりがちだ。普段は楽しい福岡遠征(4~8日)でも、野手陣は「疲れて誰もホテルから出て行かない。昼間は余計にやることがないから早めに球場に行って練習するしかない」(赤田打撃コーチ)という状況だった。

 2次キャンプ後に一度は帰宅し、リフレッシュして遠征地へ乗り込んでくる投手陣とは対照的に野手陣はいまだ“キャンプ中”。長旅による疲れやストレス、家族に会えない寂しさもあるだろうが、野球漬けの成果は大きいようだ。