本紙評論家・宇野勝氏が激推し やっぱり根尾は開幕一軍で!!

2019年03月14日 16時30分

8回、空振り三振に倒れた根尾

 右ふくらはぎの肉離れで出遅れていた中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が、13日の阪神戦(ナゴヤドーム)で7回から遊撃の守備に就き、電撃的に一軍デビューを飾った。8回の打席では空振り三振に倒れて“ホロ苦デビュー”となったが、今後はどうすべきなのか。「二軍でじっくり育成すべき」との声がある一方、背番号7の先輩でもある本紙評論家の宇野勝氏は、黄金ルーキーの開幕一軍を猛プッシュした。

 根尾がついに一軍デビューを果たせて良かったよ。1月の合同自主トレ中にけがをして出遅れてしまったことで、今年は無理させず、かなり慎重に慎重にやらせるというのが与田監督の方針のようだけど、あえて言わせてもらう。やっぱり根尾は開幕一軍で積極的に使ってほしい。未知の世界の選手だから余計にそう思う。

 立浪が入団した1年目の1988年、星野監督は俺に「立浪を打てても打てなくてもショートで使う」と言った。それで俺は遊撃から二塁へ回ったけど、根尾に同様の決断をするのも「あり」なんじゃないかな。

 与田監督は「遊撃の京田はまだ3年目だし、宇野さんは10年ぐらいたっている時でしたよね」と言う。でも、俺は前年に遊撃でベストナインに選ばれていたし、それは3年目だろうが、10年目だろうが関係ない。

 けがで出遅れた選手を特別扱いするのか…と批判する声も当然あるだろう。それでも俺は、思い切ってスーパースターはつくらないといけないのでは、と考えている。そこで大事なのは、まずゲームに出ること。遊撃だけにこだわる必要はないし、出られるなら二塁だって外野だっていい。

 中日は、特に左翼のアルモンテの守備が致命傷になりかねない状況だ。内野のミスとは違って、打球が間を抜けてしまったら、ほとんど全部回されて次の塁を奪われてしまう。アルモンテの守備で1年間通したら、かなり失点に響いてくる部分がある。

 確かにアルモンテの打力は魅力だけど、左翼を他の選手にしても、まるっきり打てないわけじゃない。そう考えたら、中堅に根尾を据えて、大島を左翼にしてもいいんじゃないか。根尾は投手をやっていたから肩も強いし、足もある。外野が根尾、平田、大島となれば間をなかなか抜けなくなってくる。

 根尾を開幕一軍入りさせるかどうか、やっぱり最後は監督の決断。これはもう監督の考え方だから、どっちの考えが合ってるとか、間違っているというものではない。だけど、俺の時は、抜てきされた立浪が1年目からある程度、結果を残したからね。そこからスター街道を走っていった。根尾もこれだけ騒がれているんだから期待したいよね。

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