ソフトBドラ1・甲斐野 5度目の実戦でプロの洗礼も首脳陣は“歓迎”

2019年03月13日 14時00分

ゲレーロに2ランを浴びる甲斐野

 ソフトバンクのドラフト1位・甲斐野央投手(22=東洋大)が12日、巨人とのオープン戦(北九州)で痛打を浴びた。

 8回一死からマウンドに上がり吉川大を四球で歩かせると、ゲレーロに甘く入った148キロ直球を左翼席中段に運ばれた。5度目の実戦で初失点して“初黒星”を喫した。試合後は「高さとコースを2つ間違えると事故が起きると分かりました」。本塁打の直後にも四球を与えており「打たれた後が大事になる。ストライクが入らずの四球はダメ」と反省を口にした。

 ゴールデンルーキーが初めて浴びたプロの洗礼。ただ、首脳陣にショックはない。むしろ“歓迎”でもあるという。倉野投手コーチは「順調に来ていたから、課題が見えたのは良かった。課題が出てどう取り組んでいくかを見たい。自分がうまくいかない時にどうするかが大事なので」と話した。

 大きく育てたい球団も同様だ。ここまではとんとん拍子で、球団フロントからこんな声も出ていた。「投げる球が一級品だから、いいところばかりが出ているが、早い段階で壁に当たって課題をクリアしていきながらのほうがいい。壁に当たらないままシーズンに入って、フル回転した末に故障というのが一番怖い」

 甲斐野が投手に本格転向したのは大学から。即戦力でありながら、素材型としての一面も持っている。大学ではリリーフ専門。本格的なウエートトレーニングもせずに最速159キロのポテンシャルだ。それが魅力でもあるが、裏を返せば体力面を含めて課題は残っている。

 ここまで無失点を続けていても「まだまだです」と口にする甲斐野。失敗を糧に、まずは開幕一軍に向けて再アピールを目指す。 

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