西武の3・29開幕投手、多和田真三郎投手(25)が12日、信頼回復を目指す復帰登板のため大阪に向かった。

 へんとう炎による発熱のため6日のソフトバンク戦(オープン戦=ヤフオク)を回避していた新エース・多和田。この日午前、調整中の西武第二球場での最終調整を終えると、その足で13日に先発予定のオリックス戦(オープン戦=シティ信金)のため大阪へ移動した。

 多和田は「投げる試合数が(2試合と)少ないんで1試合を大事に投げたい。とにかく低めにというイメージで。変化球もどんどん投げていきたい。ブルペンでもいい感じで投げられているので、(実戦で)試すいい機会になる」と2月26日、韓国・斗山戦(サンマリン宮崎)以来となる実戦登板に意気込み。「結果を求めたいですけど、まず今の自分がどういう状況かを確認したい。(オリックスは)去年までも投げている相手なのであまり気にすることはないが、新しい選手がどういう選手なのかは、投げながら見ていきたいと思う」とオープン戦初登板の意味合いを語った。

 初の開幕投手の大役に対しては「そこはまだ意識していない。自分のやるべきことをやるだけ」と多和田。今季を通しての課題となってくる体調管理については「そこは気をつけていたんですけど、なってしまったんで、これからもっと気をつけてやっていきたいと思います」とエースの自覚を語った。