ソフトバンク・千賀滉大投手(26)が11日、オリックスのドラフト1位・太田椋内野手(18=天理)に死球を当て骨折させたことについて、改めて謝罪の意を表した。

 8日の教育リーグ・オリックス戦(オセアンBS舞洲)の3回、内角へのツーシームが踏み込んで打ちにいった太田(右打者)の右腕を直撃。「右尺骨骨幹部骨折」で全治約3か月の重傷を負った。

 この日、ヤフオクドームで行われた投手練習後に取材に応じた千賀は「人にケガを負わせたのは野球人生で初めてだったので、すごく落ち込んだ。太田君は次の日(9日の巨人戦で)一軍デビューもあったかもしれないということを聞いたし、すごくかわいそうなことをした。本当に申し訳なかった」と沈痛な表情で話した。

 千賀は8日、5回無失点で降板した直後、太田に謝罪するため一塁側オリックスベンチ近くまで何度も出向いたが、3回に退いてそのまま病院に直行したため不在で直接の謝罪はかなわなかった。オリックス関係者や選手に謝罪の気持ちを託していたというが、今後「自然な形でそういう(謝罪する)機会があれば」と話した。