広島・野間 ポスト丸のはずが…打撃不振で崖っ縁

2019年03月08日 16時30分

危機感たっぷりの野間

 赤ヘルの若侍が期待の星から一転、崖っ縁に立たされている。侍ジャパンに初合流した広島・野間峻祥外野手(26)がレギュラー奪取へ悲壮な覚悟を示した。

「恥ずかしいですね」。侍メンバー選出時に笑顔はなく、合流前に野間が明かしていたのは複雑な心境だった。「出られたら自分ができることをやりたい。行くからには何かをつかんできたい」との意気込みとは裏腹に、どこか表情は硬い。それもそのはず、現在は所属チーム内での立場が危機的状況だからだ。

 昨季は主に左翼で126試合に出場し、初めて規定打席に到達。打率2割8分6厘、5本塁打、46打点を挙げ、巨人へFA移籍した丸の有力後継候補と目されていた。それがキャンプ中から続く打撃状態の悪さから評価が急落。実戦出場の機会もまともに得られず、中堅のポジションは内野が本職の西川に取って代わられている状況だ。

 野間の課題は一にも二にも打撃。首脳陣からは容赦ない言葉が飛ぶ。広瀬外野守備走塁コーチは「キャンプで特守をさせなかった意味を本人がどれほど重く受け止めてくれているのか」。東出打撃コーチも「いいスイングをして、いい打席に入る選手じゃないと試合には使えない。今の状態では…」と手厳しい。追い込まれた野間はこの日の特打後、隣で打っていた長野にスイングの軌道について助言を求めた。先輩からは「真っすぐに対しては、バットを上から出した方がいいんじゃないかな」とアドバイスされて大きくうなずいていたが…。

 東出コーチは「ちょっとのきっかけで変わる可能性もある」と“侍効果”に期待する。開幕スタメンは黄信号。初の国際舞台がラストアピールの場となる。