西武・辻発彦監督(60)が5日、「左浅指屈筋(せんしくっきん)の軽度の肉離れ」と診断された内海哲也投手(36)についてコメントした。

 指揮官は3日前に開幕ローテーション入りを明言したばかりだったが、ソフトバンクとのオープン戦(ヤフオク)前に報道陣に対応し「もちろん心配だよ。(開幕は)ちょっと難しいかもしれない」。その上で「でも、ピッチャーはいっぱいいるし。まあ(長いシーズン)そんなこともあることだし、いる人間でやるしかない。早く復帰してくれることを願いながらね」と前を向くしかなかった。

 西武では、すでに昨年の11勝左腕・榎田大樹投手(32)が「左上腕三頭筋の張り」で一軍本隊から離脱し二軍調整。開幕ローテーションから貴重な左腕2枚を欠いて、新シーズンをスタートしなければならない状況になってしまった。

 渡辺GMは内海の状態に関して「全治はまだ分からない。本人は前にもやったとがあるみたい。いずれにしても進捗状況を見ながら」と語るにとどめた。