阪神・藤浪 対戦した7人全員が左打者

2019年03月02日 21時01分

5番手で登板した藤浪

 阪神・藤浪晋太郎投手(24)が、2日のソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)に7回から5番手で登板。課題としている、右打者との対戦に恵まれなかった。

 7回先頭は6回の守備から途中出場していた西田だったが、栗原が代打で登場。続く塚田も5回の守備から出ていたが、釜元が代打に送られた。左の代打が続いた後、左打者の周東を抑えた。8回も鷹ベンチは先頭・グラシアルに代えて谷川原を起用。その後は左の高田、高谷、福田がそのまま打席に入った。結局、藤浪がこの日対戦した打者は7人全員が左打者だった。

 制球難で右打者への内角に抜ける投球が課題となっている藤浪。課題克服には、右打者との対戦を重ねていくことが第一歩だ。しかし、キャンプ中の対外試合でも左打者がズラリと並ぶ実戦を強いられた。

 かねて阪神球団内では“左地獄”を念頭に「死球を怖がっているのか、相手が左打者ばかりを並べてくるので、右打者との対戦機会がほとんどない。藤浪の場合は、右打者との対戦で克服すべき課題があるのだが…」という困惑の声もあった。この日は2回2安打無失点で四死球なしの内容だったが、手放しでは喜べないといったところか。

 ただ、対戦相手としても致し方ない事情があるのも確かだ。ある球界関係者は「この時期に何かあっては困るし、死球がないとしても打撃を崩される可能性がある」と指摘した。

 なお、試合前にはこんなシーンもあった。阪神・福原投手コーチが藤浪とともに、親交のあるソフトバンク・工藤監督にあいさつに訪れた。

 約5分ほどの会話中には、工藤監督が(利き腕の)左腕を振って身ぶり手ぶりで話をする場面も。「野球の話はしてませんよ」と笑ったが、話の輪には阪神・矢野監督、元ソフトバンク監督・秋山幸二氏、鷹のレジェンド・斉藤和己氏らが途中から加わるなど、完全復活を目指す右腕を後押しするような光景が広がった。