ドラ1競合男・8年目の開花へ 日本ハム・藤岡貴裕 昨年7月ロッテから移籍で見えた自分の良さ

2019年03月02日 16時30分

巻き返しに意欲を見せる藤岡貴裕

【核心直撃】日本ハムの藤岡貴裕投手(29)が巻き返しに意欲を燃やしている。昨年7月にトレードでロッテから移籍。2011年ドラフトで3球団から1位指名された左腕は、新たなチームでの再始動を強いられた。菅野智之(巨人)、野村祐輔(広島)とともに「大学ビッグ3」と期待されプロ入りした逸材は、プロ8年目で飛躍できるのか。心境を聞いた。

 ――11年に3球団競合の末ドラフト1位でロッテに入団も、結果を出せていない。原因は

 藤岡 中継ぎへの対応でしょうね。15年から中継ぎをやるようになって以降、ロッテでは長いイニング、短いイニング、勝ちゲーム、負けゲームを問わずいろいろな場面で投げさせられた。その影響もあり、16年に左ヒジ靱帯を痛めてしまった。以後は防御率が上がり、満足いかない投球が続いてしまった。

 ――やはり先発で勝負したい

 藤岡 先発の方がいいですが、最近では中継ぎの方が抑えている感じがする。今はこだわりはない。それに自分の思いとは違って、中継ぎの方が相手は嫌なんだ、ということがわかったので。

 ――というと

 藤岡 このチーム(日本ハム)に入って周りの選手から「中継ぎで対戦した方が嫌だった」って何人かに言われました。中田(翔)には「先発の時は余裕だったけど、中継ぎでの対戦は嫌だった」って(苦笑)。自分の感覚と打者の感覚って違うんだなと。

 ――移籍したからこそ自分の良さや弱点が見えてきた

 藤岡 そうですね。だから(トレードで)出してもらって今は良かったと前向きに捉えています。実際(ロッテを)出て、金子(弌大)さんとか今まで話すことができなかった人たちから意見を聞くこともできますし。自分自身の引き出しが増えた気がします。トレードってマイナスなイメージで見られがちですが、自分にはプラスだなと感じています。

 ――日本ハムは新人の吉田輝星投手(18=金足農)ら有望な若手投手が揃う。その中で勝ち抜く自信は

 藤岡 そこはもうやるしかない。輝星は自分と11歳も違うと思うと複雑な気持ちになりますが、自分の状態も悪くないので。輝星とは年齢差もあり仲が良いというほどではないですが「背番号18」つながりでよく話はします。

 ――背番号18? 今、藤岡投手は背番号56だが

 藤岡 ロッテ時代から使っている自分の18番の入ったものが、頻繁に輝星のところに運ばれてしまうんですよ。特に今年に入ってからはシャツや道具が「ないな」と思うと、輝星のところにあったり(笑い)。だから輝星とは洗濯物なんかを通じて話をする機会が増えました。いいヤツですから、いつも洗濯物をとっておいてくれるんですけどね。

 ――18番を背負う吉田輝には負けられない

 藤岡 投手としてはもちろんライバルです。ただ今年は自分自身、結果が大事。年齢も30歳にもなりますから。輝星だけでなく若い選手に負けないよう結果にこだわって頑張りたいと思います。

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