中日・根尾フィーバーで1杯1000円の「NEO」ラーメンがバカ売れ

2019年03月01日 11時34分

NEO竜ラーメンが大人気となった「ラーメン専科・竜」の店主・吉田和雄さん

 中日期待のルーキー・根尾昂(18)の名前を冠したラーメンが話題を呼んでいる。「ラーメン専科・竜」(名古屋市中川区)が昨年12月から売り出した「NEO竜ラーメン」(税込み1000円)が1日10食の限定メニューにもかかわらず、人気沸騰。早くも店の看板メニューになっているという。このラーメンを食べるために開店3時間前から並ぶ人まで現れたという“根尾フィーバー”のすごさに迫った――。

「ある程度は売れるとは思ったけど、まさかここまでとは…。さすが根尾君だよ」。こう驚きの声を上げるのは同店店主・吉田和雄さん(77)だ。骨付きのスペアリブにチャーシュー、チンゲンサイ、ネギ、メンマ、卵とボリュームたっぷりの「NEO竜ラーメン」を、根尾らドラゴンズ新人選手の入団発表が行われた昨年12月8日から発売。テレビなどでこの新メニューが取り上げられると、東京や大阪、長野、福井などからもこのラーメンを求めてお客さんがやって来るようになった。

 吉田さんは1981年に妻の貴美子さん(73)と2人でナゴヤ球場のすぐ隣に「ラーメン専科・竜」を開業。星野仙一元監督(故人)や落合博満元監督(65)など多くの中日関係者がこの店のラーメンを食べてきた。根尾とショートのポジションを争う京田陽太(24)も自主トレ期間中に店を訪れ、ライバルの名前の付いたこのラーメンを食したという。

「1月の自主トレ期間中の土、日だと11時のオープンと同時にお客さんがわーっとやって来て、みんなNEO竜ラーメンを注文する。朝の8時くらいから待っている人までいた」(吉田さん)。このNEO竜ラーメンは骨付きスペアリブなど具材がたっぷり入っていることもあって、1000円の値段ではほとんど利益が出ないという。だが「若い人にも食べてもらいたい」(貴美子さん)と採算度外視で提供。1日限定10食の予定だが、あまりにNEO竜ラーメンを注文する人が多いため、できる限り要望に応えようとしていたら1日で38食出た日もあった。

「うちが店を出してからの38年で星野監督の1年目や立浪君が入ってきたとき、昨年の松坂フィーバーといろいろあったけど、1月の自主トレ期間中にナゴヤ球場にこんなに人がやって来たのは初めてだよ。3月7日にはナゴヤ球場で久しぶりに一軍のオープン戦が行われる。もし根尾君が一軍に合流していたらすごい騒ぎになるんじゃないかな」

 ナゴヤ球場の歴史を知り尽くす吉田さんにとっても今年の“根尾フィーバー”は想定以上。6年連続Bクラスと低迷が続くドラゴンズにあって、いかに根尾の存在がファンの希望になっているのか、NEOの名前が付いたラーメンの人気ぶりからもそれが分かるというものだ。

「根尾君ほどお客さんを呼べる選手は今までドラゴンズにいなかった。オールラウンドプレーヤーで、これから15年以上はドラゴンズのショートを任せられる選手になってくれるはず。ここぞというチャンスで打ってくれたら最高ですよ。3番打者として活躍して、名古屋だけでなく、東京、大阪、横浜、広島と日本全国の球場にお客さんを呼べる選手になってほしい。ドラゴンズでは今まであまりいなかった全国区の選手になってほしいね」。他のドラファンと同様に吉田さんの根尾に対する期待は膨らむばかりだ。