矢野監督人脈で4年目・望月に大魔神フォーク伝授

2019年02月26日 16時30分

坂道ダッシュを見守る矢野監督(左)

 この世界、ものをいうのは人脈だ。阪神の沖縄・宜野座村での春季キャンプに25日、大魔神こと佐々木主浩氏(51=野球評論家)が訪れ、東北福祉大の後輩にあたる矢野燿大監督(50)の手引きで、期待の4年目・望月惇志投手(21)にブルペンでの約10分に及ぶ“授業”で大魔神フォークが伝授された。

 握り方や手首の使い方を教わったという望月は「前の実戦のときよりもいい球を投げられた」と手応えを口にし、矢野監督からのお願いに応じた佐々木氏も「叩きつけるくらいがいいんだよと伝えた。監督もすごく期待しているということだったので楽しみですね」と期せずして愛弟子となった右腕の成長を願った。

 他球団の大物OBからの援護射撃に矢野監督は「(大学の)先輩だし、甘えさせてもらえたらなと思って。アドバイスをもらってからのフォークは空振りを取れそうな感じになっていた」とニッコリ。今キャンプでは川上憲伸氏に3年目・浜地にカットボールの伝授を要請するなど、選手の成長のために自らの人脈をフル活用。そんな姿に球団幹部は「他球団OBが指導するなんて、今までほとんどなかったこと。顔が広くてありがたい」と目を細める。

 チーム内では指揮官の“経歴”にも着目。この日、開幕戦の対戦相手であるヤクルトの開幕投手が小川に決定したことを受け、矢野監督は「小川だから打順が変わるということは一切ない。開幕にみんながいい状態で入っていければ相手が誰であろうと勝負していける」と話したが、チーム関係者は「侍ジャパンでは、コーチと選手という間柄でプレミア12を一緒に戦っている。多少なりとも手の内は分かっているはず」と矢野監督ならではの“小川攻略法”に期待を寄せる。選手のために手を尽くす指揮官にナインも結果で応えたいところだ。