エース宣言・千賀を変えた大きな出来事

2019年02月26日 16時30分

投球練習する千賀(多重露出)

 ソフトバンクの開幕投手が千賀滉大投手(26)に決定した。大役を務めるのは2年連続。そんな右腕が大変身を宣言した。「去年は本当にやりたくなかったけど、今年はオフから『責任感』『自覚』という言葉を自分に言い聞かせながらやってきた。そろそろエースになっていい年齢だと思う」

 これまでの千賀は高いポテンシャルを持ちながらも、大一番での投球など「エース」と呼ぶには心もとない姿が目立った。昨年の開幕投手も立場を与えることによる首脳陣からのゲキだった。それが堂々の発言だ。なぜか。オフには複数の大きな出来事が起きていた。

 今キャンプ前にも千賀が語っていたのが立場の変化だった。長くエースと呼ばれた摂津が引退した。「誰かの後ろについていくのは楽だけど、やらないといけない」。加えて昨年末に憧れのダルビッシュ(カブス)から話を聞けたことも大きな契機だった。「刺激になった。こういう選手になりたいと思った」と話す。

 キャンプ直前ではあるが本社首脳の後藤球団社長が出馬する形で球団が認めていないポスティングでのメジャー移籍について話し合いを持った。球団内にも「結果を出してから言えば…」との声もある中で、結論は保留となった模様だが最大限の誠意ある対応を受けた。

 千賀も「僕もこの2年間の成績で行けるとは思ってない。僕がちゃんとやっていかないといけない」。こうスッキリした表情だったが、将来的な夢のためにはもちろん、球団側の期待に応えるためにもやらないわけにはいかないだろう。

 あとは結果で示すのみ。覚醒のシーズンとなるか。