ソフトバンク柳田が全体練習合流 サングラス解禁で屋外デーゲーム対策もバッチリ

2019年02月24日 11時00分

サングラスをかけてフリー打撃をする柳田悠岐。工藤公康監督

 右臀部痛で別メニュー調整だったソフトバンク・柳田悠岐外野手(30)が23日、宮崎春季キャンプのA組全体練習に合流。フリー打撃では44スイング中、19本の柵越えを披露した。

 強い日差しが照りつける晴天の生目の杜運動公園。フリー打撃で珍しくサングラスを着用して打席に入ると、高い確率でスタンドへ放り込んだ。練習の意図は苦手意識を持つ「屋外デーゲーム対策」。年間10数試合程度だが、ここでのパフォーマンス強化が今季のテーマだ。

 これまで「サングラスが苦手」と違和感を嫌い着用を敬遠し、反射光を我慢しながら戦ってきた。しかし「『ずっと苦手』のままで終わらせていたら成長はない」と判断。今季から球団が新しく取り入れた「動体視力」や「瞬間視力」などを測定する視力検査で、サングラスを着用したほうがパフォーマンス能力が上がるとの見解を得たこともあり、サングラス導入に至った。

 ストレスを解消することでさらなる高みを目指している。「打撃の師匠」と信頼を置く関本塁チーム戦略室データ分析担当ディレクターは「感覚の問題なんだと思います。数字や結果ではなくストレス。それが解消されることで、さらなるパフォーンマンスが期待できる。貪欲な姿勢が(今回の)狙いだと思います」と解説する。

 実際、直近3シーズンの柳田の屋外デーゲームの打率は16年が3割2分5厘、17年が2割8分8厘、18年が4割8分3厘とむしろ高い数字だ。それでも柳田は「苦手」の一点張りで、負のイメージが刷り込まれたことで毎試合ストレスを抱えてきた。

 この日の練習後は「ボールの見え方は悪くなかった。この感じなら、今季はこのスタイルでいこうかなと思います」とサングラス着用に手応えを感じた様子。かねて首脳陣は3月2日の阪神とのオープン戦(ヤフオクドーム)からの実戦起用を想定していたが、柳田の取り組みを後押しする形で、キャンプ中の対外試合での“前倒し起用”も決まった。

 24日のオリックスとのオープン戦と、その後の練習試合3試合は全て(屋外の)アイビースタジアムでのデーゲーム。ニュースタイルをなじませる絶好の機会となりそうだ。