非情・原監督が有望ヤングG2人を降格 次はベテラン!?  

2019年02月22日 14時00分

自転車でキャンプ施設内を移動する阿部。笑顔だが…

 嵐の前触れとなるのか…。巨人・原辰徳監督(60)が21日、ヤングG2人に“非情宣告”を突きつけた。打撃が低調だった和田と松原の二軍降格を決め、キャンプ地の沖縄から宮崎へ送られた。「実力至上主義」を掲げる指揮官の前では、若手有望株であっても例外はなし。今回の入れ替えは序章となる可能性もあり、阿部慎之助捕手(39)らベテラン勢にも不穏な足音が忍び寄っている。

 23日からのオープン戦を前に、指揮官がいよいよ勝負師としての色を強めてきた。沖縄キャンプ第2クール最終日のこの日、和田と松原が大きな荷物を抱えて静かに球場を後にした。

 練習後、原監督は2人の降格理由について「(課題は)打撃ですね。なかなか結果が出なかった。内容も良くなかった」とし「自分に足りないところを補った形でもう一度挑戦してくるということ」と今後の奮起を期待。同時にパンチ力がウリの石川と2年目・北村の昇格を明言した。

 和田も松原も今季の飛躍が期待されるホープだ。しかし、ここまでの実戦で和田は17打数3安打、松原が12打数2安打。「実力至上主義」を第一に掲げる指揮官が「結果をボーッと見ているわけではない。勝負の世界ですから」と語ったように「結果」が伴わなければ厳しい決断を下さざるを得ない。

 それは若手に限った話ではない。実績十分のベテラン勢に対してもスタンスは同じだ。現状で最も危うい立場となりかねないのが、背番号10だ。今クールの阿部はペースを落とし、チーム本隊を離れて別調整。その初日に指揮官は「早めにきたかと思うと腹も立たないよ」と言いながら表情を曇らせ、前日(20日)は「一人、機能していないからね。まだ慎之助が」とチクリ。この日も「慎之助ぐらいかな。打席に立っていない、ゲームの中でできないのは」と3日連続で“苦言”を呈した。

 その原監督は開幕に向けた一軍メンバーの絞り込み時期について「広島、大阪、九州(の遠征)から帰ってきてぐらいじゃないでしょうか」と、約2週間の大遠征を終える来月中旬を目安とした。その時期までに状態を上げ、結果を残せなければ…。阿部以外にも開幕に照準を合わせて“スロー調整中”の岩隈にも結果が求められていく。

 この日の阿部は、ブルペンで大江の投球を受けるなど徐々に練習の強度を上げ「そろそろ『宮崎(二軍)に行け』って言われそうだし」と危機感もにじませていたが…。今回はヤングG同士の入れ替えとなったが、今後は予断を許さない。チーム全体にさらなる緊張感が高まっている。