ソフトB 第4の育成の星・周東佑京はボルト、オーバメヤン級の韋駄天男

2019年02月21日 16時30分

紅白戦で右前打を放つ周東

 ソフトバンクのキャンプA組(一軍)に抜てきされている育成選手・周東佑京内野手(23)が20日、紅白戦で3打数3安打の猛打賞をマーク。驚がくの快足を披露して猛アピールに成功した。

 5回の第2打席では田中から三塁手のグラブをはじく当たりを放つと、ボールが転々とする間に二塁に到達。続く田城の打席でショートバウンドを捕手がはじく間に、勢い良く三塁を陥れた。さらに、田城の詰まった正面への二ゴロで本塁を突いて、間一髪でセーフを勝ち取った。

 試合後に「全打席で出塁できて良かったです。スイングの力もコンタクトの力も確率は上がってきていると思います」と胸を張った周東。走塁改革を掲げる工藤監督は「足の速さはチーム一。(ホームインの場面は)スタートの良さ、勘の良さがあるから、普通の選手がアウトの当たりをセーフにできる」と、たたえた。

 1年目の昨季はウエスタンの盗塁王に輝いた。直近で測った30メートル走のタイムは3秒86。サッカー界の世界最速フォワードのオーバメヤンが3秒7で、「人類史上最速」と称されるウサイン・ボルト氏が世界記録を樹立した際の30メートル到達時点タイムが3秒78だから、周東の“鬼脚”ぶりが分かる。

 本紙専属評論家の伊原春樹氏がソフトバンクのキャンプ地を訪れて、期待の若手として猛プッシュしたのも周東だ。「新しい世代が出てこないといけない中で、久々に生きのいい期待感が持てそうな選手だ。思い切りのいいスイングをしていたし(伊原氏がヘッドコーチを務めた)巨人だったら、鈴木尚広(現巨人一軍外野守備走塁コーチ)ほどの走力がある」と明言したほどだ。

 育成から支配下登録をつかんで大出世を遂げた千賀、甲斐、石川らの系譜を継承しそうな勢いだ。