昨季70試合出場も巨人を戦力外 DeNA・中井大介の決意

2019年02月21日 11時00分

17日に行われた巨人との練習試合前に原監督(中)にあいさつした中井。左端はラミレス監督

 今キャンプでは広島に移籍した長野久義外野手(34)、西武に移籍した内海哲也投手(36)ら「元巨人」の男たちが注目を集めている。そんななか、DeNAの中井大介内野手(29)も、16日のヤクルトとの練習試合で本塁打、17日の巨人戦でも古巣から2安打を放つなど、猛アピールを続けている。昨季公式戦70試合に出場しながらオフに戦力外通告を受け、12球団合同トライアウトを受験。DeNAとの契約を勝ち取った。どんな思いでキャンプを過ごしているのか。直撃した。

 ――キャンプも終盤に差し掛かるが、チームの雰囲気には慣れたか

 中井 いろいろな人が声をかけてくれる。とてもやりやすい環境です。

 ――巨人時代から見たDeNAと比べ、実際にチームに入った感想は

 中井 ほぼ外から見ていた通りです。若い選手が多いですし、明るいし。みんな気さくに話しかけてくれる。いいチームだと思います。

 ――昨季一軍公式戦に70試合出場、一昨年も90試合に出場しながら、オフに巨人から戦力外通告を受けた。その決断をした巨人への思いは

 中井 そこ(戦力外)はもう仕方がないと思っています。僕自身ではどうしようもないことなので。今年もそうですが、ジャイアンツというチームは毎年新しい選手を入れて戦力を補強する。そういうチームだというのは僕も経験してきましたから。それに僕がもし昨季、もっといい成績を残していれば(チームから)必要と思ってもらえたはず。残れたかもしれません。でも、現実的にこう(戦力外に)なったわけですから。気持ちを切り替えるしかありません。

 ――昨季終盤の時点では自分自身、戦力外になることが想像できたか

 中井 そう思わなかったからこそ、戦力外を告げられた時は戸惑いましたし、すぐには受け入れられなかった。でも、実際にはその事実を受け入れるしかないわけです。自分から「なんで」とか「どうして」と球団側に言ったところで戦力外が変わるわけでもない。そこはもう、割り切るしかなかったです。

 ――では、今はもう吹っ切れたのか

 中井 そうですね。今はこのチームで結果を残すことしか考えていません。

 ――今キャンプでは内外野が守れる守備だけでなく、打撃でもアピールを続けている。ラミレス監督は「ユーティリティーさでもアピールしてもらえれば」と話しているが、DeNAではレギュラーを奪いにいくのか。それとも巨人時代のように、あくまでユーティリティー選手として空いたポジションの穴埋め役に徹するのか

 中井 今キャンプではポジションを固定するわけでなく毎日、日替わりで内外野のポジションを守っている立場です。いろいろなところが守れるというのが僕のウリですし、それができるからこそ、チームは僕を獲ってくれたはず。だからこそまずはそういうチームの期待に応えたい。その中で、もしケガ人や調子が悪い選手が出てチャンスがあればレギュラーを狙いたい。

 ――2018年に長男が誕生。子供のためにもという思いもあるのでは

 中井 もちろんそれはあります。でも、これは戦力外になってもならなくても、子供が生まれればそういう気持ちは高まってくると思いますよ。子供だけでなく家族にはいつも支えてもらっている分、自分も頑張りたいです。

 ――最後に今季の目標は

 中井 数字とかを目標にするより、昨季までと違ってチームも環境も変わり自分の立場も変わってくると思う。だからまずはチームに必要とされるところで結果を出していく。その中で開幕から一軍で一試合でも一打席でも多く試合に出てチームの力になりたいですね。