3月9、10日に開催される「ENEOS侍ジャパンシリーズ2019」の日本VSメキシコ(京セラ)の侍ジャパンメンバー28選手が18日、沖縄市内のホテルで発表され、プロ2年目の日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)が初めてトップチーム入りを果たした。「まだまだ未熟ではあるが、日の丸を背負う以上、チームのために全力でプレーする」と意気込んだ。

 今回は初選出が11人と多く、若手を多用した人選。稲葉監督は「(東京五輪、WBC大会に向けて)試せる最後のチャンスと思っている。昨年、日米を戦って、自分の中ではある程度できている。プレミア12のある今年一年の中で不測の事態はあり得るので、若い選手を経験させたい。あの時経験させておけば…と後悔のないように。チームの底上げ、将来のジャパンを背負っていくであろうという自分の思いもあって選手を集めた」と話した。

 清宮の選出理由は「あの19歳の若さで打撃はたけているものがある。一度自分の目で国際舞台での試合を見てみたい。課題はたくさんあるが、見てみたいと思った」と説明。同じく19歳で初選出したヤクルト・村上には「どんどん振っていけるタイプ。国際舞台でも初球から臆することなく振っていって向かっていける姿勢、若さを出していってほしい」とエールを送った。

 今回のメキシコ戦は20年東京五輪、21年WBC大会を見据えた大事な一戦。注目の4番について指揮官は「何人か候補がいる。若くて長打が打てる選手がいい。これからじっくり考えます」と語った。