中日・山井早くも配置転換か

2013年03月31日 16時00分

一死も取れず降板した中日・山井

 中日がDeNAとの開幕戦(29日)で手痛い黒星を喫した。敗戦に結びついたのは1点リードの8回に登板した山井大介(34)のまさかの背信投球だ。先頭の石川に左翼線二塁打を浴びると、続く内村に四球を与え、結局一死も取れずに降板。後を受けた田島も打たれ、この回に3点を失い逆転を許した。

 

 山井は昨季、中継ぎとしてチーム最多タイの56試合に登板し、岩瀬が二軍落ちした時には“代役守護神”としても活躍するなどフル回転。しかし、今年はオープン戦から不振で、そのままの結果がシーズンでも出た格好だ。「ストライクが入らないんじゃ勝負にならない。使い道? 考えなイカン」と高木守道監督(71)は早くも山井の配置転換を検討している。

 

 そんな状況に首脳陣からは「WBCのせいだね」との恨み節が出ている。そもそも山井の投球がおかしくなったのはWBC日本代表候補に選ばれてから。統一球よりも滑るWBC球での投球で、すっかりボールが抜けるようになってしまったからだ。

 

「指とボールの感覚がおかしくなったんだよ。滑るから抜けないように指に力を入れる。それでよけいに抜けるようになってしまった。統一球に戻ってもその感覚が残っている。ブルペンなどでは問題なくても大事なところでその感覚が出てしまうから今でもボールが抜けてしまうんだ」(チーム関係者)

 

 日本のために頑張った結果であれば、まだ慰めにもなるが、山井は最終候補から落選。それでいて悪影響だけを受けてしまっているのだから、やるせない話ではある。