ソフトバンク・長谷川34歳の再起へ昭和的猛練習で若手を圧倒!単純明快な打撃理論

2019年02月09日 16時30分

トレーニングをする長谷川勇

 2013年に最多安打と首位打者のタイトルを獲得したソフトバンクの長谷川勇也外野手(34)が“昭和的”な猛練習でレギュラー再獲得に燃えている。今春キャンプはB組(二軍)スタートながら初日から1日1500スイングとバットを振りまくり、若手を圧倒。16日に始まる紅白戦までにA組へ合流することも内定した。

 かつては鷹の安打製造機としてレギュラーの一角を担ってきたが、14年に右足首を故障した影響から近年は出場試合数も激減。17年は23試合、昨年も55試合と精彩を欠いた。それが今年は年明けから元気いっぱいだ。

 福岡・筑後市のファーム施設が再稼働した1月6日、一番乗りで練習をスタート。妻帯者のベテランは同日から3週間以上も寮生と寝食をともにして同ファーム施設で練習に明け暮れた。わざわざ“住み込み”を選んだのは福岡市内からの通勤時間を省き、トレーニングや体のケアに没頭できるからだ。自主トレ中も1000球超のティー打撃を素手で敢行した。

 長谷川勇の理論は単純明快だ。「簡単な話、めちゃくちゃ打てばいいんですよ。起用せざるを得ないと思わせる数字を残せばいいだけ」。そのための準備はキャンプが始まっても妥協なし。2日目に行われた12分間走では故障歴を考慮して免除されていたにもかかわらず2700メートルを走った。これには伝え聞いた首脳陣が大慌てで「無理をしないでくれ」と要請したほどだ。

 チームで行っている最新の体成分分析では「うちの日本人選手では長谷川がトップの数値」(大塚一軍コンディショニングトレーナー)。再起を目指すベテランの快調ぶりに、森ヘッドコーチは「それだけ状態が良いということだし、守って走れるというところが上がってくると(起用面で)可能性が広がる」と期待を寄せる。

 外野には柳田、上林、中村晃、一塁とDHにも内川、デスパイネとライバルは猛者揃い。それでも長谷川勇は「どこでも練習はできる。Aに上がってもやりますよ」とキャンプ中の1日1500スイング継続を宣言。「若手に負けるわけがない」とも言い切るベテランは愚直なまでの猛練習で活路を見いだそうとしている。