8日の西武・南郷キャンプが「黒チョーノ」の出現に沸いた。

 広島のキャンプ休日を利用し内海哲也投手(36)のブルペン投球を電撃視察した長野久義外野手(34)。観客席から突然、姿を現した主役の登場に現場に居合わせた西武ファン、内海をガラス越しに撮影していた巨人ファンも大喜び。長野の周辺にはたちまち人垣が二重、三重に広がった。

 休日ということもあり、リラックスしたスエットにニット帽姿だった長野はユニホーム姿の「赤チョーノ」から全身黒ずくめの「黒チョーノ」へと“変身”しファンに交じって、最初はライオンズカラーの「青内海」を見守っていた。

 西武広報の配慮で観客席からブルペン後方の評論家、関係者席へと誘導された長野だが、真っ黒な容姿とは対照的に、常に周囲に気配りをする姿はさすが。

 ブルペン終了後には緊急会見。報道陣の要望に応えたツーショット撮影後には「上の(ファンの)方も大丈夫ですか?」と報道陣を取り囲んだすり鉢状サブグラウンドの上方にいた多くのファンに配慮しポーズを作り、そちらの要望にも応えていた。