ソフトバンク 地獄の走塁改革でリーグV奪回

2019年02月01日 16時30分

ミーティングで訓示する工藤監督

 リーグV奪回、日本一3連覇を目指すソフトバンクは1日のキャンプインを前に首脳陣、ナインらが31日、宮崎に入った。昨季は主力に故障者が続出してV逸。コンディション強化の必要性を再認識した工藤公康監督(55)はランニング量を例年よりも倍増させた“地獄キャンプ”を敢行する。

 宿舎で行われたチームミーティングで、工藤監督は「走ることを強化していく。第1、第2クールは走る」とナインに改めて通告。「トータルで言えば(例年の)倍くらいかな」とサラリと答えた。

 今年のキャンプのテーマは走塁改革。伸びしろのある「走塁」を強化することで得点力アップにつなげる狙いだ。と同時に故障予防もある。工藤監督は就任以来、コンディションの強化に力を入れてきた。「回復する機能を作るにはランニング。走ることで心肺機能を強くして、筋肉に酸素がどれだけ回るかで回復が決まる。ウエートで培えないものをランニングで作っていかないといけない」と説いてきた指揮官ならではの理論だ。

 コンディション作りの観点から「睡眠」への探究心もすさまじい。このオフはトレーニングやコンディションに関する最新の研究を学ぶため渡米。睡眠研究の世界的権威に会うため自らスタンフォード大学に赴き、睡眠のメカニズムやバイオリズムについて研究者から講義を受けた。ここで得た知識をチームに還元する。

 自己研さんの旅を続けるのも、選手のパフォーマンスを最大限引き出し、チームの強化につなげるため。就任5年目の今季にかける思いは強い。