ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が30日、前夜に後藤球団社長とメジャー移籍に関する話し合いを持ったことを明かした。ポスティングシステムによる米大リーグ挑戦の思いを口にしていた千賀は「僕の意見を伝えて、球団の考えも聞けた。いい時間でした」と話した。

 これまで球団はポスティングを一切認めないとしてきた。ただ、後藤社長は「今日、明日の話ではないが(千賀の)考えを受け止め進化していきたい。こちらも凝り固まっているわけではない」とコメントした。

 かねて「この先に千賀が圧倒的な成績を残して、ファンからも『メジャーで見たい』『何で行かせないんだ』という存在になるなら、認めようとなる可能性はある」(球団フロント)との声もあった。そんな中で基本方針は変わらないものの、今後の容認の可能性についてゼロではないとの見解を示した形となった。