やっぱり“持っている男”は違う!? 中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が27日、沖縄・読谷球場で二軍合同自主トレをスタート。そんななか、サッカー界屈指のイケメンから刺激を受ける一幕があった。

 右ふくらはぎの肉離れで二軍キャンプスタートも決まっており、この日は読谷村トレーニング室でリハビリをしていたところ、隣の陸上競技場でキャンプ中のJ1鳥栖のFWフェルナンドトーレス(34)と遭遇。元スペイン代表で“神の子”の異名を取るFトーレスとの初対面に、竜の金の卵は「スペイン代表でやっていたことは知っていたし、W杯も見ていた。トレーニングする姿を見てフィジカルの面だと、やっぱりテレビとかで見るよりも素晴らしいというか、一回りも二回りも分厚い体だった」と衝撃を受けたという。

 故障さえなければ一軍キャンプ参加が既定路線で、この日も北谷球場での合同自主トレに参加予定だった。Fトーレスとの対面は二軍にいたから実現したわけで、貴重な体験になった。通訳がいなかったためコミュニケーションは図れなかったが「会話ができたらいいですね」と今後のチャンスを狙っている。
 
   11日に東京都内でビッグスポーツ賞の授賞式に出席した際には、女子競泳の池江璃花子(18)ら一流選手と会話を交わし「池江さんや今日もそうだし、やっぱりスポーツマンはカッコイイなという印象は受けた」と大感激した。宮前コンディショニングコーチも「他の競技のトップの人を間近で見ると『本物ってすごいな』と思うからね」と言うように、競技は違っても得るものはある。「とにかく早く体を元に戻して、さらにレベルが上がるように良いプレーが見せられるようにしたい」。グラウンド内外で刺激を受けている根尾はプロ野球界で“神の子”を目指す。