10年ぶりにヤクルトに復帰した前ソフトバンクの五十嵐亮太投手(39)が24日、東京都内の球団事務所で入団会見を行った。年俸は2000万円プラス出来高。背番号はプロ入り後、ヤクルト在籍時に一貫してつけていた「53」に決まった。

 そんな五十嵐はこの日、入団時のエピソードを明かした。昨年12月、米ハワイで自主トレをしていた時のこと。「伊東昭光さん(編成部長)から連絡があって、最初は『信じられない』『間違い電話だ』と思って無視してしまいました」。2度目の着信に「何かあったのかな」と電話を取り、古巣復帰が決まった。

 今年5月に40歳の誕生日を迎える五十嵐。同じチームの石川とは同級生だ。「どちらが長く現役をやれるか」について「ここ(ヤクルト)に来る前からお互い話してはいるんですけど、同じチームになるとメラメラくるんじゃないかなと思います」と笑う。

 誕生日が石川よりも早いため、チーム最年長選手となるが、自身の地位は確立していると思っていない。五十嵐は「若い子と一緒に競争するつもりで準備してきていますし、その中で結果を残していかないといけない立場」と話し、早くも気合を入れた。

(金額は推定)