【本紙独占】中日ドラ1・根尾と本紙評論家・宇野勝氏 同じ背番号のウルトラ7対談

2019年01月20日 11時00分

“7”を継承した根尾(右)は“レジェンド”宇野氏(左)とがっちり握手

 中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)と本紙評論家・宇野勝氏(60)の「竜の新旧背番号7対談」が実現した。宇野氏は1984年に37本で本塁打王のタイトルを獲得するなどシーズン25本塁打以上を9度もマークし、遊撃で3度のベストナインにも輝いた。まさに根尾が目標に掲げる「打てるショート」のお手本のような活躍を見せたが、そんな竜の大先輩と黄金ルーキーの本音トークは大いに盛り上がり…。

 宇野:俺のことは知っていたのかな?

 根尾:はい。もちろんです。

 宇野:それは(ヘディング事件の)珍プレー好プレーの方じゃないの?

 根尾:いえ、ホームラン王の方です。すごかったと。

 宇野:寮の部屋にテレビを持って来てないそうだけど、いろいろ情報が入らないことに不安は?

 根尾:高校時代も寮に新聞はあったので。あと風の噂で入ってきたり(笑い)。部屋にテレビがなくても、野球の試合を見るとか必要な時は、今の寮は下(ロビー)にあるので問題ないです。

 宇野:大阪桐蔭のチームメートだった藤原君(ロッテ)とかには電話はしているの?

 根尾:してないです。でも卒業式で藤原や横川(巨人)、柿木(日本ハム)といったみんなに会えるのは楽しみですね。

 宇野:それぞれのチームの話になるのでは?

 根尾:どこのチームの練習が一番きついよとか、そういう話になると思います(笑い)。

 宇野:名古屋めしでみそかつとか、いろいろあるけど好き嫌いはどう?

 根尾:ないですね。特にひつまぶしは大好きですね(笑い)。

 宇野:大学進学を選ばず、高校から即プロを選んだ理由は?

 根尾:高校を卒業して早くプロになりたいということで大阪桐蔭に入らせてもらった。プロに入れるかも分からなかったけど、何とか中日に拾ってもらえたので、早くここで経験してプロレベルになりたい。

 宇野:当然、1年目から一軍でと考えている。

 根尾:しっかり体をつくったりとか、そういうところが一番大事になりますが、まず経験を積ませてもらって、今までできなかった経験ができると思うので。

 宇野:プロでやれる自信は当然あるでしょ。

 根尾:大学の4年間とプロの4年間を比べた時、自分は早く上の世界でもまれた方がいいと思った。自信があるというか、自分もプロで早く活躍できるように、やらないといけない。

 宇野:俺の背番号は入団時(77年)は43だったけど、3年目から7になった。それから14年間つけて球団では一番長いみたいだけど、俺を上回るぐらい長く背番号7をつけてほしいね。

 根尾:今は考えられないですけど、まずは今年1年をしっかりやりたいです。

 宇野:周囲に大注目されて、こうやって取材を受けたりする状況をどう感じている?

 根尾:先輩方とこうやって会話をさせてもらったりして、自分もそういった先輩方に負けない選手になりたいです。

 宇野:これからキャンプインすればバレンタインとかもあるし、ファンからのプレゼントはすごいことになるよ。

 根尾:いえいえ全然もらえないと思いますよ。

 宇野:いやー、大変だと思うよ(笑い)。注目されることに正直、うっとうしいなという気持ちもあるのでは。

 根尾:ないですね。お客さんが来てくださった方が緊張感があるので。

 宇野:その考え方はプロ向きでいいね。ただ、自分をアピールという感覚の中で無理だけはしてほしくない。無理して根尾を出すのではなくて、普通にやればいい。根尾をそのまま出してくれたらファンの方は喜ぶよ。

 根尾:はい。頑張ります。

 宇野:ここまで合同自主トレをやってみて、高校生とプロとの練習の違いを感じるところは。

 根尾:ウエートトレの重さが全然違うし、体つきを見ても考えられないぐらいすごいです。

 宇野:先輩たちとは、もう打ち解けられた?

 根尾:はい。優しくて声をかけてくださるのでやりやすいです。昔は厳しかったんですか?

 宇野:先輩で星野仙一さんとか、高木守道さんとか、話しかけられない怖さがあったね。今の選手は優しくなってると感じる部分はあるけど、やっぱり星野さんは本当におっかなかった。あのイメージ通りだから。

 根尾:エッ、あの通りなんですか!?

 宇野:だけど、俺は星野さんから1回も殴られたことはなかった。意外に優等生だったから。でも根尾君なら俺と同じ時代にいても、そんな殴られるようなことになることは絶対なかったよ。

 根尾:いえ、いえ、そんなことは何とも言えないです(微笑)。

 宇野:一軍キャンプでいきなり2月3、4日には紅白戦があるようだけど、その前にやっておきたいことは。

 根尾:高校の時も2月に紅白戦とかはやってましたけど、今までは2月までの過程があったのに、今度はそれがなくて、いきなりになる。一番最初の大事なアピールの場なので、しっかり準備して臨みたい。

 宇野:キャンプ第2クールから実戦にもどんどん入っていくけど、やっぱり一番最初の対外試合(11日・ハンファ戦)には出たいのでは。

 根尾:出たくないことは絶対にない。早く実戦をやってみたいです。

 宇野:もしプロの壁に直面したら、その時はどうやって対応する?

 根尾:打撃なら理由を突き詰めていって、守備だったらスローイングだったり、足さばきだったり、基本の動きというのが100%に近いと思うので、そこを見つめ直してやりたいなと思う。

 宇野:逆に俺に何か質問は? 何でもいいけど、ボールを頭で受けないようにするにはとか、その質問だけはダメだよ。

 根尾:(爆笑して)では、一番打撃で大事にされたことは何ですか?

 宇野:大事なのは上体よりも、下半身をどうやってうまく使っていけるか。上体ばっかりで行くとブレてしまうので下半身がしっかりしていれば、スランプになっても早めに抜け出せるはず。足腰が大事になってくる。

 根尾:ありがとうございます。頑張ります!

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