今季終了後にポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦する希望を表明している広島の菊池涼介内野手(28)が14日、静岡市の清水庵原球場で自主トレを公開した。チームのリーグ4連覇と35年ぶりの日本一に向けて「143試合で143回、一つでも貢献できるように」と抱負を語った。

 昨年12月に米ロサンゼルスで10日間のトレーニングを敢行し、年明けは8日から本格始動。ゴールデン・グラブ賞を6年連続で獲得している球界屈指の二塁手は「失策ゼロが究極の目標」とし、自主トレでは「足を使って捕って、足を使って投げること」をテーマに掲げている。

 今オフも一昨年から取り組んでいる「グルテンフリー」生活を継続。揚げ物や小麦を使った麺類などに含まれるたんぱく質を摂取しないようにするもので「米国でもいろんな話を聞いてきた。食事に気をつけたらパフォーマンスが上がると信じてやっていこうと思います」と話す。

 今やチーム内では中堅の位置付け。巨人にFA移籍した丸の人的補償で広島に加入する長野について「人柄はいい人ですし、すぐ溶け込めるんじゃないかなと思います」としつつも、必要とあれば若手との橋渡し役を買って出る考えだ。