ソフトバンク千賀がポスティング移籍を希望する真意を説明

2019年01月07日 22時14分

乾杯をする王貞治球団会長(左)と後藤芳光球団社長兼オーナー代行

 ソフトバンクの後藤芳光球団社長(55)が7日、ポスティングシステムを利用した早期メジャー挑戦の意向を持つ千賀滉大投手(25)と会談する意向を示した。

 千賀は一昨年に続き、昨年末の契約更改交渉の場で、球団上層部との面談を要望。後藤社長は本社グループの要職も務め多忙を極めるが、近日中にスケジュールを調整し、今月中に応じる予定だ。

 一貫してポスティング移籍を容認していない中での面談は異例とも言えるが、後藤社長は「千賀投手の考えや思いは理解している。一度会って話をしたい。球団としてはできる限り一緒に仕事をしたいと思っているし、我々の考えというのも真摯にさせてもらいたい」と従来通りの姿勢を示しながらも、エースに対し誠意を見せた。

 これに千賀は「これまで社長とゆっくり話をさせていただくような機会はなかったので、本当にありがたいと思っている。僕の気持ちやそういう選手がいるということを伝えたい」と感謝した。

 野球ファンを含め「成績が伴っていない」との批判的な意見も多い中、千賀はなぜ、ポスティング移籍の意向を表明したのか。この日、ヤフオクドームを訪れた右腕は「活躍してからなら誰でも言えると思う。めちゃくちゃ活躍していない時から言うことに意味があると思っているんです」と真意を明かした。

 さらに「例えば、本当にメジャーに行きたいと思う選手がこれから高校生とか大学生にたくさん出てきて、大谷(エンゼルス)みたいな選手が(NPBに)入ってくる時に、メジャーに行けないようならホークスではプレーしたくないということもゼロではないと思う。そうなった時に球団が(方針転換して)『認めますよ』となるほうが、平等性がないのかなと思うんです」と説明した。

 千賀が海外FA権を取得するのは最短でも2023年シーズン。今回実現する会談で事態が大きく動く可能性は低い。それでも千賀は「話す機会をつくっていただいたことで、今は高いモチベーションで練習できているし、前向きに取り組める」とすっきりとした表情を浮かべた。