ヤクルト期待の大砲・村上が来季に向けて早くも闘志を燃やしている。ルーキーイヤーの今季は9月に初打席初本塁打を飾ったものの、6試合で打率0割8分3厘、1本塁打、2打点に終わった。
 来季の目標は「開幕一軍」。飛躍のためオフはチームメートで先輩の青木とともに米ロサンゼルスでの自主トレを行う予定だ。村上は「2年目なのでしっかりレギュラーを取って少しでも貢献できるようにしたい」と意気込む。

 そんな村上が憧れるのがDeNAの筒香だ。入団会見でも目標の選手として挙げたが、プロ入り後は「話したことはないです」(村上)という。そんな筒香とはDeNAの一軍の公式戦での接触が可能だ。

 ただ、村上は「僕なんかが話せる立場じゃないです」と控えめ。そこで立ち上がったのがヤクルトの球団マスコットのつば九郎。筒香とは「ぱとろーる」と称した飲みをともにし、ブログにたびたび登場するほど仲良しでもある。

 つば九郎は筆談トークで「むらかみくんはみせいねん? しんやはいかいもぱとろーるもできない」としつつも、筒香との仲を取りもつことは快諾。「“はたちのちかい”ですね」と村上が20歳になったあかつきに筒香との“つなぎ役”になると宣言した。

 ヤクルトで将来の4番候補として大きな期待を寄せられている村上。同級生の日本ハム・清宮、ロッテの安田と比較されることも多いが「誰にも負けたくない。この関係は続くので、来年しっかり活躍して負けないようにしたい」ときっぱり。同級生から一歩先んじるためにも、日本の4番・筒香に近付くためにも来季は一軍定着を目指す。