広島 巨人移籍の丸対策に手応え

2018年12月28日 16時30分

日本シリーズでは不振に終わった丸

 苦い経験が報われるかもしれない。来季は敵として対戦する巨人・丸対策に古巣の広島が手応えをつかんでいる。

 今季の丸は打率3割6厘、39本塁打、97打点で球団初のリーグ3連覇に貢献。2年連続でセ・リーグMVPにも輝いた。いまや球界屈指の強打者で、丸と同学年の野村は「そう簡単には抑えさせてくれないのは分かっていること。全体的な球を使ってその場その場で適応していけたら」と来季の対戦に神経をとがらせるほどだ。

 ただ、攻略のヒントはある。「ソフトバンクの配球が丸対策のデータとして参考になるのでは」(球団スタッフ)というものだ。レギュラーシーズンでは抜群の成績を残した丸だが、日本シリーズでは25打数4安打、1本塁打、3打点、打率1割6分と鷹投手陣に抑え込まれた。あるチーム関係者は「パワーカーブ、縦のスライダーといった落ちる球が苦手なのかなというのはある。右投手のカーブは打てるけど左投手のカーブは打てていなかったり、高さ、コースで得意、不得意があったりする」と指摘する。

 丸は打席ごとに反省点をノートに記すなど研究熱心で、傾向がつかめたからといって容易に抑えられるわけではない。それでも「ホークス戦のデータが重要な資料になるのは間違いない。そこから裏をかいたり、駆け引きが生まれたりといろんな対策が生まれてくる」(球団関係者)と鷹投の丸対策が“叩き台”になるのは確か。丸の不振もあって34年ぶりの日本一は逃したが、悔しい思いは来季に生かされそうだ。