西の人的補償でオリックス移籍 竹安の“恩返し”に阪神が神経過敏

2018年12月26日 16時30分

人的補償で流出となった竹安

 阪神がFAで獲得した西勇輝投手(28)の人的補償でオリックス入りする竹安大知投手(24)の“恩返し”に戦々恐々としている。

 右腕に連絡したという矢野監督は「俺も(中日からの)トレード経験していて『星野さんを見返したい』とか『中日に負けるか』と思ってパワーをもらって頑張れた。竹安にとって大きなチャンスになる。オープン戦や交流戦で対戦もある。俺らに向かってきてくれればいい」と自身の経験をもとにエール。今年二軍で成長を見守った指揮官の親心からの言葉だが、チーム内では早くも竹安の来季に神経をとがらせている。

「(10月13日の中日との)シーズン最終戦でもいい投球をしたように、将来を期待されていた選手。28人という枠があるから仕方ないとはいえ、獲られたのは痛い。そのうち一軍で出てくるのは間違いないが、来年すぐに大ブレークされたら…」(チーム関係者)

 阪神では今季開幕直前のトレードで西武に放出された榎田が大活躍。代わりに加入した岡本も苦しい台所事情のブルペンを支えたが、榎田が自身初の2桁勝利を挙げる再ブレークで西武のリーグ制覇に貢献したとあって、ファンからは「なぜ出したんだ!」との声も上がった。

 それだけに今回も今季が3年目と伸び盛りの竹安が移籍即活躍となればバツが悪くなるのは必至。球団内には「それでも西が勝ちまくってくれるから大丈夫」と、前向きな意見もあることはあるのだが…。

 当の竹安は「ケガをしているときにドラフトで指名していただいたタイガースには恩があるので離れるのは正直寂しいですが、気持ちを切り替えてオリックスファンを喜ばせられるようなピッチャーになりたい」と前向き。果たして、どんな結果を残すか。