日本シリーズでMVPに輝いたソフトバンク・甲斐拓也捕手(26)が21日、ヤフオクドームで契約更改に臨み、球団提示を保留した。今オフ、チームの保留は3人目。

 年俸4000万円からのアップ提示だったが「多少の差はあったと言いますか、成績的にわがままが言える立場ではないのは分かっていますが、今回は一度考えたいなと思ったので」と話した。

 今季は133試合に出場して、打率2割1分3厘、7本塁打、37打点。自慢の強肩で盗塁阻止率はリーグトップの4割4分7厘をマークした。日本シリーズの6連続盗塁阻止により「甲斐キャノン」のニックネームも定着した。

 しかし、チーム事情から代打を送られるなどフル出場することは少なく、規定打席に到達しなかった。(金額は推定)