阪神にFA移籍した西勇輝投手(28)の人的補償でオリックスは20日、来季4年目の右腕、竹安大知投手(24)を獲得することを発表した。長村球団本部長は「24歳と年齢も若く、毎年確実に力をつけている選手でまだまだ伸びしろもある。将来的にも素晴らしい投手で、戦力に加わってくれるだろうということで獲得に至りました」と説明した。

 竹安は伊東商から社会人・熊本ゴールデンラークスを経て2015年のドラフト3位で阪神に入団。17年10月5日の中日戦の2番手で一軍デビューを果たし、初登板初勝利をマークした。3年間の成績は3試合で1勝0敗だが、最速147キロの伸びのあるストレートを武器に今季はウエスタンで13試合に登板。6勝0敗、防御率1・30と頭角を現してきている。同本部長は「ウエスタンで一番安定した投手だった。もちろん先発の一員として期待をしているが、どんな形であれ、一軍の戦力になってほしいと思っている」と期待を寄せた。