ヤクルト「大型補強なし」にチーム内から不安の声

2018年12月15日 16時30分

 来季はどうなる? 2017年に球団ワースト記録を更新する96敗で最下位だったヤクルトが、今季は大躍進を果たした。交流戦では球団史上初の最高勝率を獲得。最終的に首位・広島と7ゲーム差のリーグ2位という好位置でシーズンを終えた。

 しかし、今オフはほとんど“無風状態”。他球団が西武・浅村(楽天へ移籍)や広島・丸(巨人へ移籍)、オリックスの西(阪神へ移籍)などのFA組の獲得や外国人の補強に動くなどしている中、ヤクルトはどこ吹く風で独自の育成姿勢を貫いている。

 そんな球団にチーム内からは疑問の声が上がっている。チーム関係者の一人は「一人でも新しい人が入ると空気が変わる。今年は青木が入ってきて締まった雰囲気になった。補強をしないというのはちょっとどうかなと思う」と漏らす。

 実際に今年のチームについてナインの一人は「監督もコーチも新しい人に代わって青木さんも帰ってきて、ベンチの雰囲気は大きく変わりました。影響力の大きい人が入ってきて(全体が)ピリッとしていた」と明かしている。

 現在、補強はソフトバンクを戦力外になった寺原、助っ人でアルバート・スアレス投手(29=ダイヤモンドバックス3A)を獲得。日本ハムに秋吉と谷内を放出し、高梨と太田を獲得する2対2のトレードを成立させたが…。大きな補強とは言いがたい。

 小川監督は「来年こそは優勝を目指したい。今年は優勝争いをした2位ではなく、まだまだチーム力を上げていかなければいけない」と話したが、さらなる躍進をもくろむ他球団を横目にチーム内では危機感がいっぱい。今季大躍進の反動が一気に出なければいいのだが…。