広島・田中 打率急落でも4000万円アップのワケ

2018年12月14日 16時30分

田中は金額に満足だが…

 球団初のリーグ3連覇に貢献した広島の田中広輔内野手(29)が13日、広島市内の球団事務所でレギュラー野手の先陣を切って契約更改交渉に臨んだ。今季は不振で終盤には定位置の1番から外れることもあったが、4000万円増の来季年俸1億8000万円でサイン。「いろいろつらいこともあったが、チームとして3連覇できたので、すごくいいシーズンだった」と振り返った。

 会見で終始笑顔だったのは、満足できる金額だったからだろう。打率は昨季の2割9分から2割6分2厘に急落。盗塁も昨年の35個から32個に減り、田中自身も「今年は満足いく成績ではなかった」と納得していない。それでも4000万円の昇給となったのは「二遊間がそれなりの働きをしているからチームも優勝できる。守備でゴールデン・グラブ賞も取ってくれたし、3年間フルイニング出場してくれているのがプラスの査定」(球団幹部)だったからだ。

 今オフは残留なら年俸が倍近い4億円に跳ね上がっていた丸が巨人にFA移籍し、資金に余裕はある。順調なら来季中に国内FA権を取得する菊池や会沢ら、田中とともにセンターラインを担ってきた主力への提示額はどうなるのか? チーム内での年俸の序列の変動と合わせて注目だ。(金額は推定)